主な交流目的

  • check_box国際交流
部活体験/柔道
部活体験/柔道

学校プロフィール

校名 奈良県立 高田高等学校
所在地 奈良県 (近畿)

ウェブサイト open_in_new

学校交流詳細

実施時期 2016年10月
参加生徒の年齢 16~18歳
受け入れ連携先 奈良県観光局観光プロモーション課インバウンドセールス係 open_in_new

交流相手校

所在地 台湾
学校名 國立屏東高級中学
参加人数 生徒36名 教員3名

交流プログラムの詳細

13:15

歓迎セレモニー

  • 両校校長挨拶
  • 両校生徒挨拶
  • 記念品交換
  • 屏東高級中学校校歌斉唱
  • 高田高等学校校歌斉唱
  • 日程説明
14:15

授業見学

  • 理科
  • 海外事情
  • 国語
  • 英語
  • 数学
  • 理科
授業体験
授業体験
授業体験
授業体験
15:20

部活見学

  • 剣道
  • 柔道
  • 茶道
部活体験/剣道
部活体験/剣道
部活体験/茶道
部活体験/茶道
16:10

閉会セレモニー

  • 両校代表挨拶
  • 記念撮影
16:30

お見送り

お見送り
お見送り

教員・生徒の感想

location_city教員の感想・成功のためのアドバイス

奈良県立高田高等学校 藤田 和義 校長
奈良県立高田高等学校 校長
藤田 和義 校長

国も考え方も異なる海外の生徒と触れ合うことで、普段の学生生活ではできない貴重な経験を得てほしい。

訪日教育旅行という取り組みがあることは知っていましたが、これまではご縁がなく、当校では実施する機会がありませんでした。

今回、日程などの諸条件がクリアになったこともあり、初めて受け入れを実施することになりました。大人しい性格の生徒が多いので不安でしたが、違う国の高校生と交流し、触れ合えるまたとない機会。今後の成長を後押しする期待を込めて受け入れを決意しました。

唯一のネックは、受け入れるクラスの授業の兼ね合いでしたが、総合的な学習で「海外」をテーマにしている1年生のクラスを中心に受け入れることで、年間カリキュラムに組めることがわかり、その問題もクリアになりました。

実際に受け入れ当日の様子をのぞいてみると、当校の生徒も屏東高級中学の生徒もお互いが何とかコミュニケーションを図ろうと、身振り手振りで悪戦苦闘していた姿が印象的でした。自分の思い通りにならないことを創意工夫して乗り越えたことは、生徒たちにとって大きな経験になったと思います。

今回の訪日研修旅行の受け入れにあたっては、奈良県観光局の学校交流コーディネーター・赤井さんに多大なご尽力をいただき、非常に感謝しています。赤井さんは教員のご経験があり、受け入れ側の事情やシステムをしっかりとご理解いただいているので、とても心強かったですね。学校側の負担にならないように、さまざまな面で心を配っていただいたので、準備から実施までとてもスムーズに進めることができました。

今回の受け入れで反省すべき点があるとしたら、実施の直前まで具体的な内容が詰め切れなかったことです。来校する台湾の学校が9月スタートということもあり、何名が来校し、どういったプログラムを希望しているかについて、意思の疎通をしっかりととれなかった点は次回に生かしたいですね。

準備期間が長ければいいというわけではありませんが、日本の高校にとって10月は体育祭や文化祭、修学旅行などが重なるとても忙しいシーズン。そういった受け入れ側の事情はJNTOさんにもご理解いただき、余裕をもったスケジュールで受け入れ体制を整えられるようにご配慮いただきたいと感じます。

國立屏東高級中学(台湾)左/活動組長・羅 俊彦さん 中/総務主任・蘇 錦裕さん 右/学務主任・王 玉輝さん
羅 俊彦 先生/蘇 錦裕 先生/王 玉輝 先生

台湾と日本の違いを肌で感じて、自分を見つめ直すきっかけにしてほしい。

教育旅行は、台湾では国家主導で推進しているプロジェクトです。約300もの高校が参加していて、その9割ほどが日本を訪問先に選んでいます。交通の便がよく、台日交流が盛んな点も選ばれているポイントですが、やはり一番の理由は様々な面でアジア有数の先進国である日本の雰囲気や環境を生徒に感じてほしいというところだと思います。

生徒たちにはこの訪日研修旅行を通して、日本で育った同世代と自分たちの違いを肌で感じて、自分と向き合うきっかけにしてほしいと思います。例えば、歓迎セレモニーで高田高等学校の生徒さんが校歌を披露してくれましたが、自分たちが通う学校に対して誇りを持っているから歌えるのです。そして、その自信の源になっているのは、母校愛だと思います。また、日本の学校はどこも校舎がきれいです。それは実際に学んでいる生徒たちが自分たちの学び舎をきれいにしようという意識を高く持っているからこそ、整理整頓された環境になっているのだと思います。だからこそ、私たちは訪問させていただく日本の高校の担当者の方に、特別なことではなく、より日常的な姿を見せてほしいという要望をお伝えさせていただいております。日本の高等学校の普段の様子を見て、感じて私たちの生徒には自分と向き合うきっかけにできればと考えています。

以前に訪日教育旅行に参加した生徒で、これをきっかけに日本への興味が喚起され、大学の日本語学部に進学した生徒がいました。このように、台湾だけで生活していては気付かないような目標を見つけるきっかけになればうれしいですね。

私たち教職員も、自分たちの文化を次世代の担い手へしっかり伝える日本の教育姿勢はぜひ見習っていきたいと思います。

左/活動組長・羅 俊彦さん 中/総務主任・蘇 錦裕さん 右/学務主任・王 玉輝さん

location_city 生徒の感想

奈良県立高田高等学校 左/澤田 明朱香さん 中/石井 美帆さん 右/坂口 愛美さん
高田高等学校
澤田 明朱香さん/石井 美帆さん /坂口 愛美さん

ひとつのことに協力して取り組むことで、言葉が通じなくても心が通じ合うことを実感しました。

交流する前までは言葉が通じないので、不安でいっぱいでした。英語でコミュニケーションをとる授業はありますが、台湾語はまったくちんぷんかんぷん。そういったこともあって、最初は緊張してしゃべりかけることができませんでしたが、机を並べて授業を受けているうちに、いつの間にか打ち解けることができました。そのきっかけは授業の一環で行ったゲームです。身振り手振りでコミュニケーションをとりながら力を合わせてチャレンジしているうちに、自然と仲良くなることができました。

台湾の方たちと触れ合って実感したのは、何事にも積極的な姿勢です。日本に来る前から日本語を勉強してセレモニーで発表してくれたり、授業の合間でフレンドリーに声をかけてくれたり、私たちが逆の立場だったらできないことを自然とやっているポジティブさにはとても刺激を受けました。

屏東高級中学の方々との交流を通して感じたことは、コミュニケーションの重要性です。今回はボディランゲージでも自分たちの思いを伝えることはできましたが、次の機会にはもっと深い意思疎通が図れるように、語学の勉強に励みたい

左/澤田明朱香さん 中/石井美帆さん 右/坂口愛美さん

國立屏東高級中学(台湾)張 継航さん
國立屏東高級中学
張 継航くん

来日する前に抱いていたイメージとは違い、積極的に接してくれる日本の高校生に圧倒されました。

「ドラえもん」や「こちら葛飾区亀有公園前派出所」といったアニメが好きだったこともあり、訪日教育旅行に来る前から日本人の先生に日本語を習っていました。その際に、日本人の同世代のことについても話を聞いていて、おとなしい性格という印象を持っていました。

実際に今回の訪日教育旅行に参加してみると、電子辞書を使って話しかけてくれたり、率先して授業で使う教科書を見せてくれたり、自分のイメージとは違って積極的に接してきてくれたので、とても驚きました。

私は物理の授業に参加したのですが、先生が一方的に説明するだけでなく、生徒も率先して授業に参加していて、活発な雰囲気がとても印象に残っています。

今回の反省点は、せっかく違う国で育った同じ世代の人たちと触れ合える機会なのに、自分の思いを伝えきれなかったことです。台湾に戻ったら、このもどかしさをモチベーションにして今まで以上に日本語の学習に努め、もっと語学力をアップさせたいと思います。

学校交流の様子

授業体験
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