日本と海外の国際学校間交流を促進し、
海外と日本地域をつなぎます。

各国のニーズと特徴

中国

特徴

  • ●中国人は伝統的に教育熱心であることに加え、経済の発展に伴い、子供の国際的視野を育てることが重視されている。また2015年12月まで、30年以上続いた一人っ子政策により、一人しかいない子供への投資を惜しまないことが習慣化しており、教育旅行へ参加させる家庭が増えている。
  • ●実施の可否は日中関係に大きく影響を受けるほか、現在は公務員に対する倹約令の影響などもあり、政治・経済情勢にも影響される。

海外教育旅行実施概要

形態・実施主体

小中高学校主催

旅行会社手配旅程に複数校が参加することもある。

管轄地方政府教育行政部署や学校長の裁量により決定

団体規模

数十名~数百名

実施時期

7~8月、12~2月

標準的な費用

12万~20万円程度

競合国/市場

韓国・台湾・アメリカ・オーストラリア・英国・UAE・シンガポール

訪問先決定要因

安全・国際情勢・費用・学習プログラム・交流相手先学校


台湾

特徴

  • ●高校の訪日教育旅行が主流。同種の学校との交流(種別・学力・特徴等の共通性)を求める傾向があり、日本の名門大学視察を希望する学校もある。
  • ●海外への教育旅行先として人気の高い日本への参加者数が増加しており、海外教育旅行のうち訪日校のシェアは約9割と非常に高い
  • ●2012年には、震災前を上回り、以後順調に伸びており、東北の被災地を訪問する学校もある。
形態・実施主体

小中高学校主催

学校長の裁量により決定

団体規模

数十名

実施時期

4~5月、11~12月

標準的な費用

9~12万円程度

競合国/市場

アメリカ、韓国、オーストラリア

訪問先決定要因

同種(学力・特徴等)の学校との交流


韓国

特徴

  • ●2014年4月に発生した船舶事故の犠牲者の多くが修学旅行中の高校生だったことから、教育旅行・修 学旅行が自粛された。その後政府が修学旅行に関する一定の安全指針を示し、修学旅行に関する新たな安全措置(安全指導員等の義務化等)を施行開始。
  • ●2014年8月に韓国青少年連盟が「先進安全教育研修」として訪日研修旅行を実施。教育関係者等を中心に約90人が参加。広島県教育センターや下関市の消防防災学習館等を訪問し、先進的かつ実践的な日本の安全対策を学習。
  • ●近年、学年単位で動く修学旅行よりも希望者を募り少人数で実施する形態のほうが、取り扱いやすく満足度も高いとの声がある。
  • ●教育側に海外修学旅行へのネガティブな認識が残っている(経済格差の存在、安全面の責任等)。
形態・実施主体

青少年団体(複数の学校で募集)

小中高校が独自に決定

団体規模

30名~80名

実施時期

青少年団体→1・2月、7・8月(冬・夏休み)

学校教育旅行→4・5・6月、10・11月

標準的な費用

約60万W~80万W≒6~8万円(1W=0.1円)

競合国/市場

中国

訪問先決定要因

予算、安全性、プログラム内容

船舶事故以降、校長に対する責任が増し、また父母の意見が大きな決定要因となった。


シンガポール

特徴

  • ●小中高専門学校主催で行われる
  • ●教育熱の高まりを受け、訪日教育旅行は増加傾向にある
  • ●訪問国の独自文化・技術の体験や学校交流は、教育旅行で重要視される項目
  • ●2015年6月にマレーシアのキナバル山で起きた地震で、シンガポールから修学旅行中だった小学生6人が犠牲となり、教育旅行における安全、安心が強く求められている。
形態・実施主体

小中高専門学校主催

学校長・担当教諭が訪問地決定に影響

団体規模

25名程度

実施時期

6月・11月・12月が中心

標準的な費用

20万円程度

競合国/市場

オーストラリア、韓国

訪問先決定要因

学習内容・安心安全


マレーシア

特徴

  • ●全国の高校は2,366校で、公立高校、私立高校、公立のエリート校である全寮制学校がある
  • ●マレーシアの日本語学習者は、33,224 人(世界第10 位/2015年度国際交流基金海外日本語教育機関調査)
  • ●ムスリム対応、学校交流の有無が訪問地の決定要因になる
形態・実施主体

小中高学校主催

学校長・担当教諭が訪問地決定に影響

団体規模

数名~50名

実施時期

スクールホリデーが中心 

6月、11月、12月での実施が多い。

標準的な費用

公立学校1,000RM以下、私立学校3,000RM~5,000RM

(※1RM≒25円)

競合国/市場

シンガポール・インドネシア・タイ等近隣国

直行便のあるオーストラリア、韓国

訪問先決定要因

費用・学校交流・ムスリム対応・アクティビティ


豪州

特徴

  • ●豪州における日本語学習者は約2830万人と多く、スクールホリデーがある9月には日本語教師が引率して、日本語クラス単位の教育旅行が催行される。日本語クラス以外でも現在は主に欧米諸国に行っている理系科目学習者等のための教育旅行を日本へ誘致できる可能性がある
  • ●豪州の教育旅行は、隔年実施のケースが多くであり、一般的な観光に加えて文化交流や体験を取り入れるといった特徴がある
  • ●教育旅行そのものを実施するというコンセンサスを形成することが必要(学校としてのコンセンサスや親の理解)
形態・実施主体

高校日本語クラスのうち、有志のみ

日本語クラス単位

団体規模

10~30名程度

実施時期

9月(次いで多いのが4月)

標準的な費用

30万円程度

競合国/市場

―(日本語学習者向け)

訪問先決定要因

費用・宿泊施設・安全・姉妹校・公共交通機関・学校交流