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豪州教育関係者による訪日学校視察の様子をご紹介します

お知らせ
2021.02.10
2020年2月に実施した、豪州教育関係者による訪日学校視察の様子をご紹介します。

開催概要

  • 参加者:豪州教育関係者 7名
  • 視察目的:訪日教育旅行に相応しい学校や観光地の視察を通し、日本の学校制度、教育制度、日本文化等に関する理解を深める。


旅行日程


1日目 早朝羽田着
都内視察
2日目 豊海小学校(東京都)にて学校視察:英語授業参加/給食・清掃見学等
都内で訪日教育旅行セミナー
3日目 新幹線で福島へ移動
県内視察
4日目 日大東北高等学校(福島県)にて学校視察:授業・施設見学等
県内視察
5日目 新幹線で京都へ移動
6日目 京都視察
7日目 大阪視察
夜:帰国


学校視察1 東京都 中央区立豊海小学校

視察プログラムの詳細(タイムスケジュール)

9:40~11:45 5年生英語授業参加
校内及び授業見学
11:45~12:25 昼食
12:25~12:55 給食見学等
12:55~13:15 清掃見学
校内見学
13:15~13:45 学校長との意見交換
13:45~14:10 5年生英語授業参加

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学校視察2 福島県 日本大学東北高等学校

視察プログラムの詳細(タイムスケジュール)

9:20~9:30 学校代表、視察団代表挨拶
9:30~9:50 学校説明
9:50~10:20 体育(柔道)授業見学
10:30~11:00 施設見学
11:10~11:40 英語授業見学
12:00~13:00 学食にて昼食
教頭との意見交換

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参加した先生方のご意見


学校視察について


  • 豊海小学校(東京都)では、上履きを履く習慣が予想外だった。
  • 豊海小学校の生徒は、先生の指示がなくても、給食の配膳や校内の掃除を限られた時間で行い、クラスの一員としてそれぞれが動いていたこと、また公共スペースにゴミ箱がなく、一人一人が意識を持ち清潔さを維持していることに驚いた。
  • 日本大学東北高校(福島県)を訪れ、英語の授業を見学。生徒は控えめで恥ずかしがり屋な印象だったが、生徒と教師が互いを尊重し合っている様子が伝わった。
  • 日本大学東北高校では、道場での柔道の授業、グラウンドでの野球の練習を見学。これらは豪州ではなかなか見ることがなく、日本の文化に関連した貴重な場面だと思う。


日本への教育旅行で重視する経験、生徒たちに勧めたい体験について


  • 学校を訪問し、日本語や英語で同年代の生徒と交流したり、柔道や芸術活動などのクラスに参加したりすることは非常に価値がある。
  • 日本を巡るツアーは、11-12才の学生にとって有益な経験になる。(Primary Schoolの校長より)
  • 新幹線の乗車や地下鉄での市内移動は、豪州の学生にとって貴重な体験になる。
  • 日本食は素晴らしかった。日本の食事、文化をより深く理解してもらいたい。
  • 食品サンプル作りや赤べこの絵付け、寿司握り体験、寺や城への訪問、竹林散策など、生徒はどの体験も大いに楽しめると思う。
  • 暑い熱帯気候からの生徒にとって、スキーや雪を見ることは珍しく、素晴らしい体験になる。
  • ショッピングや、自動販売機での購入といった日常的な体験。
  • (今回の視察先ではないが)東京ディズニーランドにはほとんどの学生が訪れたことがなく、ぜひ旅程に組み込みたい。
  • コミュタン福島(福島県環境創造センター交流棟)は、日本が災害とどのように向き合っているか、不安や疑問に答える素晴らしい施設であった。
  • 旅館での宿泊体験は、生徒にとって新しく、素晴らしい体験になると思う。
  • 江戸ワンダーランドでの文化体験。学生のグループにとってかけがえのない経験になると思う。
  • 東京スカイツリー、千葉工業大学の展示は、特にSTEM分野を学ぶ生徒にとって価値ある体験と感じた。


豪州の教育関係者に勧める訪日教育旅行のポイントについて


  • 今回の視察を通じてあらゆる年齢に合わせて行程を調整でき、興味深く魅力的な学習の機会になると感じた。
  • 小さな土地に豊かな文化や伝統、歴史があり、見るべきところがたくさんある。また、日本で出会った方々はとても友好的だった。
  • 近隣の学校では、いずれも専門科目としての日本語を教えており、校長同士のネットワークにおいて、すでに教育旅行の目的地として日本を推奨している。また、教育委員会や自身の学校の教師にも今回の経験をシェアしており、皆興味津々であった。



お問い合わせ
JNTO訪日教育旅行受入促進窓口
JNTO市場横断プロモーション部
訪日教育旅行受入促進窓口(日本語・英語対応)
TEL:03-5369-3336
E-mail:education@jnto.go.jp
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