
主な交流目的
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学校プロフィール
校名 | 東京都立 鷺宮高等学校 |
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所在地 | 東京都 (関東) |

学校交流詳細
実施時期 | 2017年2月 |
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参加生徒の年齢 | 16~18歳 |
受け入れ連携先 |
公益財団法人東京観光財団 観光事業部 open_in_new |
交流相手校
所在地 | フランス |
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学校名 | ネヴェール高校 |
交流プログラムの詳細
12:20 |
フランス ネヴァール高校 到着 |
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12:35 |
昼食 ![]() |
13:30 |
1学年「人間と社会」の授業
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14:10 |
教室移動 |
14:20 |
交流会 ![]() |
15:30 |
和太鼓演奏 ![]() |
16:00 |
部活体験
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16:45 |
お別れ会 ![]() |
17:00 |
学校出発 |
教員・生徒の感想
location_city教員の感想・成功のためのアドバイス

海外の学生と国際交流することで、英語を勉強したい、海外でも活躍したいという動機づけになってほしい !
訪日教育旅行の受入れは今回が初めてになります。訪日教育旅行受入れの目的は、今年度、平成28年度鷺宮高校が東京都の教育委員会から姉妹校推進校の指定を受け、海外の学校との交流を進めています。春休みには国内の語学研修、来年の夏にはバンクーバー、カナダの海外語学研修を企画しています。そのよいきっかけになるのということが一点目です。
次に生徒にもっと英語を勉強しなくてはいけないと言う動機づけをするためには、実際の海外の高校生と交流することが一番良いと感じたためです。
今回受入れにあたって苦労したことは、どういう時間に受け入れるのか、交流の内容を何にするのか、生徒を指導する学年受け入れと調整が必要でした。学年主任が中心となり、東京都では「人間と社会」という授業がありますので、そこでしたら受け入れられると言う回答を得て進めてきたところです。
東京観光財団様との連携では特に苦労した部分は無く、11月くらいにお話を頂いて、まず受入れを決定し、その後、どんな流れにするのかという細かい打ち合わせをし、お話を進めさせて頂きました。
訪日教育旅行、フランスの学校との交流を通じて一番生徒たちに感じてほしかったのは、フランスの高校生がどんなことを考えているのか、どんな目的をもって日本に来ているのかいうことが伝わればよいと思いました。また、グローバル化が進んでいる日本なので、その中で自分が高校生としてしっかりと英語を学び、海外でも活躍したいという動機づけになってほしいということです。
今後も訪日教育旅行を受け入れて行きたいと考えていますが、今回の反省点としては、部活動体験の交流の時間をもう少し長く取れればよかったことです。何の部活動に何名が参加したいのか。実際に部活動の中で何を体験して頂くのかという計画が十分でなかった。段取りがうまくいくともっとスムーズに進められたのではないかなと思います。時間が40分くらいだったので、1時間くらい取れるようにできればよかったなと思います。
鷺宮高校の特徴は、生徒が明るく、交通が便利で駅から近く、校舎も新しい。生徒は部活動に一生懸命に取り組んでいて、日本文化に関する部活動では和太鼓、剣道、華道、茶道、書道がありますので、日本の文化の体験を共にして理解を深める学校交流をすることができます。それから交流会を通じて、本校の生徒も外国の学校の生徒といろいろな話をすることで、お互いの高校生活について知ることができればと思っています。訪日旅行の学校との交流をきっかけに将来どんな夢を持って過ごしたいのかということも意見も交換できるようにと思っています。

日本の高校生と同じ体験をして、日本の高校生がどういう生活をして、どんな体験をしているか?ということを実際に体験してほしかった !
訪日教育旅行で日本を選択した理由は、私が日本語を教えている関係上、日本にいつか生徒を連れて行きたいという願いがずっとありました。
これまでは日本に行くのは予算的に難しく、パリの日本人街に1~2泊で、日本書店や日本食レストラン、東洋関係の美術の展覧会などに参加ことがほとんどでした。
フランスの学校では日本の修学旅行のようなに生徒全員が参加することが義務のような制度は無く、ボランティアでモチベーションのある先生が旅行を企画して、生徒を募ると言う形です。
例えば、専攻している語学で、英語であれば英語圏、スペイン語であればスペイン語圏に行くというスタイルで、あくまで希望の生徒のみ参加となります。特にフランスの場合、ヨーロッパですから、ヨーロッパ系の言語は第一外国語から第二外国語までヨーロッパ内で教えられていますので、旅行会社のパッケージ旅行が既にあります。でも、日本語の場合は、日本語を教えている学校が少ないので、旅行会社のパッケージ旅行が無く宿泊先や行程などすべて自分で手配する必要があり苦労しました。
日本の学校の印象は、校則にしても校風にしても、フランスと違って個性があるなと思いました。今回は観光財団さんの方から紹介して頂いている学校さんの他にもご縁がありまして、京都の公立の鳥羽高校、東京国際高校、都立鷺宮高校さん3校訪問しています。どの高校も校風が全然違い、とても雰囲気も違いました。どの高校の生徒さんも勉強に関するプレッシャーは沢山ありますが、きちんと勉強をしながらも部活動や高校生活を200パーセント楽しんでいる・満喫しているという印象を受けました。
今回の日本の教育旅行の一番の目的は、とにかく日本の高校生と同じ体験をして欲しかったということです。日本の高校生がどういう生活をして、どんな体験をしているかということを実際に体験してほしかったです。ホームステイの体験もあり、鳥羽高校で一晩だけ泊まらせて頂きました。ただの観光旅行だと、歴史的建造物を見て、写真を撮って学んだりしますけれども、その国の人の生活、普通の体験はなかなかできないので、日本の高校生の普通の生活を体験してほしいとホームステイも組み込みました。
location_city 生徒の感想

英語で相手に伝えることの大切さ学び、他の国の人達がまた交流に来ても英語で会話ができるようになりたい !
訪日教育旅行受入には、二週間前から交流会のために英語で司会をする練習をしました。
英語の発音が難しくて、まだ習っていない単語とかも出てきたので、司会の英語を相手にすらすらと伝わるように話すのが一番難しかったです。
交流する前のフランスの印象は、やっぱり違う国の方だから話すのが難しいし、楽しく接するのが難しいのかなと思っていましたが、実際に交流してみるととてもフレンドリーで、気軽に話せて楽しかったです。
今回交流を通じて、英語で相手に伝えることの大切さ学んだので、他の国の人達がまた交流に来ても英語で会話ができるようになりたいと思いました。今回は立候補者のみで限られた人しか交流ができていなかったので、来年もしこういう機会があれば、できるだけ多くの生徒が交流ができるように、交流の機会を多くしたいなと思います。

自分の将来の夢に、海外の人とコミュニケーションを取るという新たな選択肢が生まれた !
訪日教育旅行受入には、学校説明のためのパワーポイントの台本の英語の説明を担当し、一週間ぐらい前から放課後に毎日英語を読んでいました。苦労したことは、私のパワーポイントの台本が結構長めで、英語も日常的に使わないですし、わからない単語も沢山あったので、すらすら読むことができなくて苦労しました。
今回フランスの来る前の印象は、性格とかはわからなかったですが、絶対に格好いい人とかわいい人が来るのだろうなというイメージでした。実際に会ってみて皆さんすごくきれいでしたし、かっこよかったです。そして性格的にも明るいなと思いました。
今回交流を通して感じたことは、私は英語があまり好きでは無くて苦手な方でした。将来の夢も海外の人とコミュニケーションするというのに選択肢が無く、国内で仕事ができればよいなと思っていたのですが、実際に海外の人と話してみてコミュニケーションを取るのも楽しいのかなと思い始めました。自分の将来の夢の新たな選択肢が生まれたなと思いました。来年も受け入れるとしたら、今回、学校説明など直接触れ合う体験や遊びとかゲームが少なくてなんとなく堅苦しい感じだったと思うので、もう少し日本の遊びとかフランス人の遊びとかを通じて交流できたらよいなと思いました。

今回学校交流の経験をしたことで、いろんな国の人達とのコミュニケーションも取りたい !
訪日教育旅行受入には、僕は学校説明のためのパワーポイントをフランスの方用に作成したものを、1週間くらい前から3人で読み合わせしました。苦労したことは、僕は日本語を担当していて、その日本語と英語の説明のタイミングがしっかり合うようにするのが大変でした。
今回フランスの印象は来る前はおしゃれな人やとか、固い人がとか多いのかなと思っていましたが、フランスの方々の学校紹介で「チョコレートディスコ」を踊ったりしてくれたりと、結構陽気な人達だなと思いました。
今回学校交流したことで、いろんな国の人達とのコミュニケーションを取りたいと思いました。また、今度東京オリンピックもあるので、海外から来る人達への対応力を付けられたら良いなと思います。
来年も学校交流を受け入れる時には、今回のはパワーポイントでは学校紹介をして学校の雰囲気は伝えられたと思いますが、実際に生徒会が動いて学校の施設を紹介したり、授業を一緒に受けてみると面白いのではないかなと思いました。

一番楽しかったことは剣道、日本の伝統的な武道の一つで、衝撃的な体験でした!
日本に来る前、日本人はとても礼儀正しく、町には高層ビルが立ち並ぶけれど清潔で、美しい風景もある。そして、町中にはコスプレをしている人がいると思っていました。実際に日本に来てみると、あまり印象は変わっていません。人々は礼儀正しいです。でも、予想していなかったのは、マスクをしている人が多いこと。通りにはゴミ箱がないのに、きれいだということ。フランスではまったく逆で、ゴミ箱があるのに、道にはゴミが落ちています。本当に日本の道はきれいなことに驚きました。
学校交流で一番楽しかったことは剣道です。フランスの高校には部活・クラブはありません。放課後、演劇のクラブのようなものがあるけれど、日本とは全く違います。空手はフランスでもポピュラーで、一度習ったことがあります。剣道は日本の伝統的な武道の一つであることは知っていましたが、あんな風に声を出したり、礼儀と激しい運動がミックスしたものだとは知らず、衝撃的でした。
今回交流してみて、日本の高校生はフランスの高校生と比べてずっと笑顔で、愛想がいい。心が開かれている印象でした。
今回訪日教育旅行全体では、高校訪問も良い体験となりましたが、それ以外で印象的だったのは、高野山を訪れたことです。また大阪ではネオンがすごく明るく、活気があり、すごく活き活きしていました。
今回の体験を通してこれまで知らなかった文化を多く知り、この経験は私だけでなくフランスに戻って伝えることで良いものになると思います。私もまたすぐに日本に来たいと思います。

自分と同じ世代の日本の高校生がどのように物事を見ているかを知り、彼らの文化を知ることができてよかった !
日本に来る前の日本の印象は、日本人は毎日お寿司を食べると思っていた。でも実際はあまり食べない。日本に来てびっくりしたのは、これほど多くの人がマスクをしているとは思っていなかった。街がとてもきれいでした、ゴミ箱がないのにこんなにきれいな道は見たことがありません。日本へ来てからゴミ箱を見つけられずに、何回か紙くずを1日中ずっと持ち歩くことになりました。
学校体験・交流をして印象に残ったことは、鷺宮高校の歓迎の仕方です。開放的で、知り合ってからごくわずかな時間しか経っていないのに、彼らは本当に親切で、笑顔を絶やさない所が印象的でした。部活動も楽しかったです。フランスで最もポピュラーな武道は、柔道と剣道です。私は幼い時ですが、柔道を7年間やりました。今はテニスと体操をやっています。
今回の旅行のなかで、一番楽しかったことは、やはり高校を訪問したことです。自分と同じ世代の人と出会ったこと。日本の高校生がどのように物事を見ているか、彼らの文化を知ることができてよかったです。知り合って間もないのに、多くの人と友情が生まれました。
今回の体験を通して、本当に日本が大好きになりました。家族とまた来日したいと思います。フランスでは決して体験できなかったことが体験できたのが良かったです。文化が全く異なる国で生活した経験は、私の心の扉を開くことになると思います。
学校交流の様子









