日本と海外の国際学校間交流を促進し、
海外と日本地域をつなぎます。

学校交流事例 /Case4 2017年02月

訪問校: ラ・ウニオン高校 (ペルー)

受入校: 埼玉大学教育学部附属中学校 (埼玉)

生徒には交流を通じて海外を身近に感じ、自分の進路として世界に飛び立つような夢を見てほしい !
国立は対外的な交流は積極的に行っています。受入に困ったら国立は受け入れます !

訪日教育旅行の受入については、今回は2月のため公立学校で受け入れには難しい時期かと思いますが、私たちは国立ですのでこういう対外的な交流は積極的に行っています。私は3年前から着任していますが、その前から受入は行っており、毎年必ず一校は受け入れています。今までも中国、モンゴルから来た団体もいましたし。こちらからJICAで海外に研修に行っている教員もいますので、積極的に交流をやっていくのが学校の方針です。

訪日教育旅行に関して自治体との連携は、主に教育委員会を通じて連携しています。当校の教員はもともと埼玉県やさいたま市の教員です。人事交流で今はさいたま市の教員として仕事をしてもらっているわけです。あと何年か経てば、埼玉県や市に帰っていく教員たちです。そのため教育委員会との連携はうまく行っていると思います。

当校の訪日教育旅行の目的は、学校の特徴でもある帰国子女教育とも連携しています。昭和50年代から帰国子女の受入をしていて、帰国子女教育の目的は帰国子女を日本の文化に慣れさせるというのが第一の目的です。今は現地で日本人学校に通っている生徒も多いものですから、既に日本文化に慣れている生徒も多くいます。その次に必要なものは、向うで得た体験や知識を日本で生活している生徒たちと交わることで波及させていく。そういうお互いにとっての効果を期待して帰国子女教育を行っています。今回の訪日教育旅行の受入も同じように、ペルーの学生にとっても日本の体験をできる。私たちの生徒に取っても地理的には知っていますけれども、実際に日系の人が多くて日系4世で日本苗字も有という生の体験は初めてですので、その実体験でペルーという国を身近に感じてほしい。そして海外を身近に感じてほしい。できれば、自分の進路として世界に向けて飛び立つような夢を見てほしいというがあります。

今回ペルーという国は初めての受入れでしたが、事前学習は今回受け入れの中心となった2年生の教員たちがそれぞれのクラスで学習したと聞いています。主に2年生の帰国子女が15名いますので、その15名を中心に体育館での歌の歓迎や体感ゲームなどアトラクション系は運営をしました。

今回アトラクションで合唱を行いましたが、歌を通して学校運営をすると。生徒たちのまとまりをつけていく方針の下で力を入れています。毎年合唱コンクールというものがありまして、文化祭の一つとして毎年10月にやっています。音楽の交流は学校交流の中の良いキーワードになると思います。

今後の訪日教育旅行は幅広く受け入れていきたいと考えています。普通の中学校に加えて年間150人の実習生、さらに年2回の協議会、さらに国内のいろんな交流をしていますのでスケジュールはいっぱいいっぱいではありますが、それでも海外の交流は積極的にやりたいと思っています。国際教育は本校の特色もありますし、埼玉大学も力を入れていますので、こちらが困ったら大学にヘルプを出せばサポートしてくれますので、できるだけ受け入れたいと思っています。スケジュールの網目を縫って。どこの国ということではなく、幅広く受け入れて行きたいと思います。

特に特別活動を日本の文科省は輸出しようとしていますよね。マレーシア、インドネシア、インドあたりに特別活動、学活とかお掃除とかそういうのを取り入れている国もあるみたいですから、面白い試みかなと思います。

私全国の国立学校の理事長をしていまして、「この国の未来のために」という冊子も作っています。各学校見開き2ページで特色を幼稚園から特殊学校まで、マッチングや受入に困ったら声を掛けて頂ければ、国立は受け入れます。いつでもどこの学校も国立の生徒は見られても良いように指導していますので、大丈夫です。積極的な国立を学校交流で使って頂けますと良いと思います。国立としての意義を示す良い場であるとも思います。また今後は訪日教育旅行として受け入れるだけではなく、こちらから出ていけるチャンスがあれば良いなと。交換留学など、あとあと続くネットワークなど、是非何か良い形でできればと思います。

埼玉大学教育学部付属中学校
首藤敏元 校長先生

学校交流1日の流れ

11:00 ペルー ラ・ウニオン高校 到着
11:10 開会行事
・校長 歓迎のあいさつ
・ラ・ウニオン校 代表あいさつ
・自己紹介
・副校長 一日の概要説明
11:40 授業見学
12:35 昼食
13:15 歓迎会
・歓迎行事
・交流活動
・ペルーの踊りを披露(ラ・ウニオン校)
14:10 清掃
帰りの会

15:10 部活見学
16:15 閉会行事
16:30 ラ・ウニオン高校出発

開会行事(校長 歓迎のあいさつ)

開会行事(ラ・ウニオン校 代表あいさつ)

授業見学

昼食

歓迎会(ペール―の踊りを披露)

歓迎会(ペール―の踊りを披露)

部活見学(テニス)

部活見学(ソフトボール)

秩父民泊や学校交流選択肢の多さ、東京との組み合わせがしやすい立地条件が埼玉の魅力 !

埼玉県では平成24年度から本格的に訪日教育旅行の誘致を行っています。メインは台湾、その次に中国、そして韓国も今まで受け入れた実績があります。今回は初めてペルーを受け入れました。今回は学校交流をメインにしたいという要望にお応えできるよう交流校を探して受け入れました。

埼玉県の訪日教育旅行受入の特徴は、学校交流を積極的に行うようにしていることです。また、今年度から秩父地域で民泊も可能となっていますので、学校交流と民泊をセットで受け入れることができるのが魅力です。

そして立地条件が良いことも魅力の一つです。埼玉は東京から近く、学校交流の受入に関心のある学校が多くあります。学校数も多い方なので、選択肢も幅広いです。工場見学ができる施設も豊富であることも、埼玉県の訪日教育旅行の強みとなっています。

埼玉大学附属中学校様を選定した経緯は、帰国子女入試枠も有り、国際交流にご理解もあるため、お声を掛けさせていただきました。系列の小学校でも国際理解教育を行っており、小学校5年生でも去年の4月に交流を受けていただいたこともありました。特色のある学校交流をアレンジできたのは良かったと思います。

今後の誘致に係る課題としましては、埼玉県の知名度をどうやって上げていくかが挙げられると思います。さらに、県として学校を紹介するだけではなく、関係者同士の連絡のやり取りなど、お互いの負担が減らせるよう、学校様ごとに対応を変え、臨機応変に対応できる体制を整えていきたいと考えております。

埼玉県労働部観光課インバウンド担当

多田 慧一さん